見送り2 秋葉原圏内にある淡路町のメイドカフェ「Chocolatte(ショコラッテ)」が2007年3月31日に閉店した。秋葉原圏内のメイドカフェで1年以上営業した店舗の閉店はWish Doll、Lammに続く3店舗目。

 閉店が発表された3月22日以降、文字通り昼夜問わず、名残惜しむお客さんで店内は賑わった。全国のメイドカフェで唯一7:30からのモーニングを実施し、その丁寧な接客はお客さんだけではなく、秋葉原のメイドカフェのメイドさんのお手本として尊敬されていた。そんな名店の最後の48時間を追ってみた。
ラストモーニング 30日、モーニングの最後の営業。開店前から店の前には常連さんが集まり始めた。結局開店後10分で満卓となり、それはモーニング終了時間まで続いた。用意されたメニューは、オープン当初からあるAセット、焼きたてのチーズスコーン、くるみのマフィンセット、さらにこの日は筑前煮の「Chocolatteの朝ごはん」があり4種類。開店時間は7時半に合わせて、仕込みのためにメイドさんは4時に目覚まし時計をセットし、始発でやってくるという。

 多くのお客さんがChocolatteの朝ごはんをオーダーしていたように思う。おにぎり2つとお味噌汁、そして一品。日本のよき朝の食卓。自分の知る限り秋葉原のメイドカフェでフルに手作りで出すお店をほかに知らない。

ラストディナー モーニングタイムが終わった後も、お客さんの波は引くことはない。一般客以外に他店のメイドさんの姿も確認できた。閉店の告知があった22日以降は閉店まで行列が続き、30日は20時の時点で並んでいるお客さんまでで入店ストップ。閉店時間は21時だが、最後のお客さんは閉店時間間際になってようやく入店となり、そんなときにもお店はお客さんを急かすことなく満足できるまでお店を開け、最後のお客さんが退店するときには22時を大きく越えていた。

花 そして31日。ショコラッテ最後の営業日。開店時間は12時も最初のお客さんは10時半くらいから並んだ。並んでいるうちに自分も贈ったがファンからの花がお店に届けられた。

 メイドカフェの中では90分制のような時間制限を設けるところがある。ショコは制限を設けない。ただやまないお客さんの波に常連さんを中心に早く席を空けたり、相席をしたり、普段使わない3階席を貸し切ったりと、2階の席の回転を早くしようという動きがあった。これでショコに最後のお別れができたというメイドカフェファンが多かったのではないだろうか?

 この日のお店の体制はメイドさんは8名、このところ厨房服だった店長も夏服のメイド服に身を包んでいる。最後の日でお客さんが多く、手軽なメニューでいいよと思ったけど、週末恒例の南欧フェアを実施、フェアどころか手作りのメニューをいつもよりも種類も多く用意していた。

ラスト○_○ 行列は階段では収まりきれずに靖国通りにも並ぶ長さに一時期なったほど。前日20時の行列でも案内が遅くなったため、最終日は19時半で行列を打ち切り。最後のお客さんを案内したのは20時50分だった。通常の閉店時間の10分前となった。横浜から駆けつけたおきゃくさんと秋葉原のメイドカフェを巡っているメイドカフェファンの2組。お客さんの中には開店から並び直すこと数回、閉店までいたお客さんがいたし、10名の定員の3階席の貸切には最大約30人が入った。

 3階の貸切のコンセプトは、より多くのファンが閉店を惜しみつつ、だけど明るくお別れの挨拶をしよう、というもの。「ショコラッテがなくなったら俺はどこへ行けばいいんだ?」・・・閉店の現実から逃れるために、お酒に走るもの、鬼辛カレーの熾天使(セラフ)を食べるもの・・・様々な気持ちが見て取れた。やはり「明るく」というのは参加者みんなが協力して明るいお別れ会となったように思える。メイドさんのひとりが翌日に誕生日を迎えるということで、突発的にバースデーソングも。

書庫見送り 最終日も閉店時間は22時を回ってしまった。エヴァのEDだった"Fly me to the moon"が流れる中、いつもと同じお見送り「またお越しくださいませ」。さよならは言わない。けど、泣いているメイドさんもいる。お客さんも泣いている。自分は貸切参加者と記念撮影をして、最後のお客さんが退店した後に、中に戻って店内を撮影させていただいた。酷だ・・・だけどこの店のことを伝えたい。この日のメイドさんが一列に並ぶ。ひとりひとりの顔をファインダー越しに、オープンから通い続けた1年8ヶ月の思いが頭を駆け巡る。

ケータイ要れ 涙を見せないよう、ドア上部に掛けられたショコの制服を着た小さな人形を写す。この人形はケータイ入れ。そして今度こそ本当の退店。


翌日 翌日のショコラッテ、朝6時までお店の明かりを確認できた。午後には電気は消えていて、この店は閉店してしまった、というのを意識させる。メイドさんのほとんどが学業や就職のために業界に残らない。メイドカフェ界随一の気持ちのよい接客は当分見られない。

 なぜ、良店と言われたお店が閉店したのか・・・様々な憶測がネットを駆け巡る。立地、売上、スタッフ不足・・・それらは正しくもあり、間違いとも言える。確かなのは、もうChocolatteはファンの記憶の中にしかない。その思い出をどう昇華していくのか?ファンであれば記録に残したり、ほかの人たちに言い伝えたり、メイドさんであればそのよいところを普段の接客にも取り込んでいく。そうすることで第2のChocolatteが生まれる準備は着々と進む。

<関連記事>
Cafe Chocolatte(ショコラッテ)最終営業日ファンの声
メイドカフェ「Chocolatte」、3階の今
秋葉原駅中央口でショコラッテの○_○が発見される
手作り料理が人気のショコラッテがブログを開始
メイドカフェコレクション全国編2 発売
朝日新聞にショコラッテのメイドさんが登場
ハロウィン当日のショコラッテはかぼちゃ三昧
食欲の秋は、ショコラッテの秋?
ショコラッテのメイドさんも登場!?『会長はメイド様』発売
ショコの1 周年記念ストラップ
ショコラッテ専用コースター
メイドカフェを貸し切ってみる
mixiショコラッテコミュ、メンバー100人突破
小悪魔的スイーツ(ディアブル)を堪能
ショコラッテでオムライス
今週は南欧ではなく東南アジアなショコラッテ
南欧フェアのスイーツは土曜日には品切れ
Chocolatteでバレンタイン
アキバ初心者救済ツアーにショコラッテ、@ほぉ〜むが参戦
カキ氷はちょっとキツかった、ショコのサマーフェスタ
日経流通新聞がショコラッテ扱う
ショコラッテ、200 円モーニング
行列のできないアキバのメイド喫茶

<参考サイト>
Chocolatte公式サイト