segaのwii  4回目のレポートでは、今年目立ったケータイキャリアのゲームの動向と、そのほかに目に付いたものを紹介します。写真がセガのwiiコーナー。動作が反映されるコントローラはインターフェイス的にはユーザに負担が掛かるもの。すぐに別売りでファミコンからDSまで見慣れたコントローラが発売されるのではないだろうか。
ドコモ まずはシェア首位のドコモ。昨年と同じくスタンプラリーを行っていたが、今年はメーカーが12社に減っていた。昨年は15メーカーくらいだったと思う。903iからのメガアプリが目玉だが、コンシューマと同様に開発費の増大が問題となってきている。メーカーは開発に冒険ができないので、移植版が中心となってしまい『鉄拳2』『サクラ大戦』はじめとして懐かしいタイトルが並んだ。注目はタイトーとドワンゴが同じ「ひぐらしのなく頃に」を使ったゲームを開発していた。タイトーはPC版、ドワンゴはアニメをベース。タイトーは原作の恐さがうまく再現されていたけど、ドワンゴはぬるめ。今でこそイロメロの方がメジャーになったドワンゴだが、企業思想的にはゲームに未練があるようだけど、いまだにブレイクしたゲームは作れずにいる。

akb_03_20060922 ドコモステージのメインは3日連続登場のAKB48。Vライブのキャンペーンアイドルとして活動してきたけど、別部署のiモードの方にも進出してきた。ステージ内容は3曲+MC+ゲーム。曲が終わると会場から去る人も多く、最後の〆にもう1曲欲しかったところ。「AKB48」はマニアックなので「DMT」あたりで。

KDDI 業界2位のKDDIのブースは人が少なかった。ひとりずつが快適にゲームをプレイできるように個別ブースを用意していたようだけど、ゲームのタイトルが古い上に去年までドコモが出していたQMAだったりDQIIのため、目新しさはないのがツライ。出し物としては3キャリアの中で一番失敗だったと思う。

ソフトバンク ボーダフォンは10月からソフトバンクとなるため、ブースではソフトバンクに統一されていた。ドコモのようにコンテンツがそろっている訳でもなく、KDDIのように技術で売ることもできないので、思い切った手段を取り、メイド服や女子高生風の制服を着たコンパニオンさんと遊べるコーナーを用意した。ゲームの本質から離れるので、マクロに見るといただけないが、ソフトバンクとしては形振り構ってられないところ、がむしゃら感が伝わってくる。業界への影響はないけど、ユーザへのイメージには貢献したのではないだろうか。

 他のブログではKDDIとソフトバンクがドコモより人気があった、というものがある。ドコモの集客はケータイとは関係ない、一部ヲタの人気だったり、ケータイコンテンツ=ゲームも移植が目立ち、ケータイというメディアを活用という意味では、物足りないのは確か。PSPを初めてこの会場で触ったときの印象にも似ている。集客でもドコモを圧倒というのは、一般公開ではKDDIやソフトバンクの方が人気があったということか。

tgs01 おまけ画像1。MSXのゲームだと思う。






iroha おまけ画像2。SNKの物販コーナーから。ビジネスデーでは当初人気のなかったが、時間が経つにつれカメコが群がってきていた(笑)



<参考記事>
東京ゲームショウ2006、アイドルには会える!!メイドさんにも会える!?
東京ゲームショウ2006、レポート1(一般コスプレ編)
東京ゲームショウ2006、レポート2(AKB48編)
東京ゲームショウ2006、レポート3(メイド編)

<参考サイト>
「iモード」溜池のためいき
Wii [ウィー]はネットに新しい文化をもたらすかもしれない(c-net)
どうなるソフトバンク株 携帯計画全容28日発表
ゲームショウ2006:最終日もコスプレ花盛り BASARAが人気(まんたんウェブ)

<参考ブログ>
ケータイの多様性(SIPやら)
東京ゲームショウ2006特集 Docomo、AU、Vodafone携帯電話編(エンタブログ)
東京ゲームショー 開催(流行・はやり・旬ネタ.com)
903i MEGA GAME を体験してきました@東京ゲームショウ その2(デジモノ街道)
ハマーの調査隊その12(ハマーのモジオ)
東京ゲームショウ2006レポート(一般日)(ボクバイ2 the blog)
東京ゲームショウ2006(雑記 〜だってヲタだもん!〜)
今年の東京ゲームショウ(アキバ系!文京区本郷四畳半社長)