「R25」の記事にはNDS Liteが発売後、即入荷待ちとなった要因として、開発コンセプトが初心者からゲームファンまで同じスタートラインに立って楽しんでもらう、すなわち「タッチジェネレーション」がヒットの要因として挙げられています。しかし、これはあくまでもコンセプトであって、発売日に出来た行列がニュースとして取上げられたのには、訳があります。
 それは、Liteの発売の前に品薄状態を作り、ユーザの飢餓感を与えたことで発売時のパブリシティ、口コミ効果を狙ったこと。そしてキラーソフトを揃えることができたことの2点。

 今回と同じ品薄の手法はPSPの発売時にSCEがやっています。NDSが発売となった2004年12月から翌春まではパブリシティ的な話題はNDSよりもPSPの方が多かった。それはPSPが常に品薄でユーザの欲しい感を出していたから、その後PSPは同じ品薄状態が続いたiPODShuffleの発売や移植版ばかりでオリジナルのキラーソフトが出せなかったことで話題性はなくなってしまいました・・・海外では売れたりして、悪い数字ではないとは思うけれども、携帯ゲーム機としての価値ははっきりとNDS>PSPの差が出来てしまったと思います。

 キラーソフトは、もちろんタッチという新しいインタフェイスによって新しいジャンルが生まれたこともありますが、制作コストの掛かるグラフィックの機能を抑えることで、ゲーム開発会社はグラフィックのコストを削除することが可能になり、低コストでゲームの開発ができたことも大きな要因だと思います。

<参考ブログ>
ニンテンドーDS Liteアイスブルー&エナメルネイビー中古 もうプレミアじゃない?(アキバBlog)
ニンテンドーDSライト(**ぷいさんの ちいさな毎日。)
ソルトン出張inAkiba for NintendoDSLite(ソルトンのきまぐれ日記)
DSライト入手!!(ゲーム会社多種多様)
ニンテンドーDSとか『ウェブ進化論』の広告とかいろいろ(こどものもうそうblog)