テーマカフェだそうです。確かにテーマパークの中にありそうな作りにうそ偽りはなし。

衣裳がちょっとテーマを意識しすぎているかな、と思ったのだが、ベースがメイド服なので、萌え系には違和感がない。そのぶんWRの「先輩」は客がテーマの中に入り込むほどテンション高くないので、合わない。ここはテーマを意識させない方が安心だと思う。

WRは他店の経験者が多く、接客にはソツがない。特にコートを着ている子は、神田のショコラッテで鍛えられているようで、テキパキと仕事をこなしていた。初日ということで、緊張はしているようでも、エミリーとは大きく違う。

料理は名前は凝っていて器もオリジナル、中身はまだ特筆するほどのものはない。むしろ、紅茶をレモン、ミルクとも頼んだけれども、同じ葉っぱで、エミリーのようなポットではないし、ミルクも砂糖もコーヒーと同じらしい。とうぜんのように砂糖とミルクを入れてかき混ぜてくれる、というサービスもない。

映像が環境ビデオで、音楽が微妙にイタリアオペラ。アイーダ。サッカーで有名な方ではないけど。アフィリアの資料やイベント開催でテーマ色を強くすることで、魅力は増す。逆にできなければ、客数も客単価も延びず厳しいだろう。

プレオープンでテレビ取材がきていて、パブリシティもしっかり。
当初アフィリアから同じビルにあるコスプレキャバクラにはしごする男性客もねらいと、もう抜け出せない廃人育成をめざす?ようなイメージで考えていた。しかし、その住みわけはできていて、女性も楽しめるカフェの作り。まだ男性客ばかりなので、池袋の立地とマーケティング力をいかしてどう成長するか楽しみ。

王立アフィリア魔法学院